屋久島の最新人口データ(2025年版)と人口推移の見通し
目次
世界自然遺産屋久島の人口
この記事では、屋久島の最新人口データ(2025年時点)から将来の人口見通しまでを詳しく見ていきます。
◆屋久島の人口推移について知りたい方
◆屋久島の人口(2025年)を知りたい方
◆屋久島の人口減少の課題について知りたい方
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屋久島の最新人口データ(2025年最新)
島の総面積540平方キロメートルのうち、90%が山岳地帯で、住民は限られた地域に集中しています。
2025年(令和7年9月1日)時点の屋久島町の推計人口は約11,190人です。
屋久島人口の男女比(2025年版)
男性が約5,557人、女性が約5,633人で、全体の世帯数は6424世帯(2025年9月1日現在)となっています。
2024年時点と比べても減少傾向が続いており、1年でおよそ200〜250人ほど人口が減ったと推定されます。
屋久島では出生数よりも死亡数が多い「自然減」と、進学や就職を機に若者が島外へ移る「社会減」が同時に進行しています。
屋久島の人口推移
屋久島の人口は過去数十年にわたって減少を続けています。特に2000年代以降、そのスピードは加速しています。
過去10年間の人口推移
2010年時点の屋久島町の人口は13589人でした。そこから2020年には11,858人に減少し、10年間で1,700人以上が減った計算になります。
この人口減少の主因は、島外への転出が多いこと。進学や就職を機に島を離れ、そのまま帰ってこないケースが増えています。
また、出生数は年間50人前後にとどまり、死亡数の約3分の1程度です。結果として、自然減+社会減のダブルパンチが続いているのです。
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2025年以降の人口見通しと課題
人口減少が進む屋久島では、2030年代以降の社会構造変化も見据えた対策が求められています。
将来推計人口から見る屋久島の未来予測
国立社会保障・人口問題研究所の将来推計では、2040年に屋久島の人口は約10,000人を下回ると予測されています。
このまま減少が続けば、医療・介護・教育などの地域インフラの維持が困難になる可能性があります。
人口の減少は経済活動や地域活力の低下にも直結するため、現段階から持続可能な社会を設計する必要があります。
人口減少対策と地域活性化への取り組み
屋久島町では、人口減少に歯止めをかけるために、さまざまな対策を打ち出しています。
まず注目されているのが移住促進策です。町外からの移住者に対しては、空き家改修補助金や移住支援金制度を設け、Uターン・Iターン希望者をサポートしています。
さらに、子育て支援や教育環境の整備にも力を入れており、若年層の定住を促す取り組みが進行中です。
人口を「増やす」だけでなく、「減少しても豊かに暮らせる島」を目指す戦略が屋久島の未来を支えています。
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屋久島でおすすめの観光スポット5選
人口減少の課題を抱えながらも、屋久島は観光資源の宝庫です。自然・文化・体験を通じて多くの人を惹きつけています。
ヤクスギランド
樹齢数千年の屋久杉が立ち並ぶ、屋久島を代表する森の散策コース。
整備された遊歩道で初心者でも楽しめ、神秘的な空気に包まれます。
アクセス:宮之浦港から車で約1時間
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白谷雲水峡
苔むす原生林が広がる幻想的な森。
映画『もののけ姫』の舞台モデルとしても有名で、観光客に高い人気を誇ります。
アクセス:宮之浦港から車で30分
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ウィルソン株
直径13メートルの巨大な切り株。
内部から空を見上げるとハート型に見えることで話題のフォトスポットです。
アクセス:縄文杉トレッキングルート途中(荒川登山口から徒歩約3時間)
ウィルソン株について詳しくはこちら↓

ウィルソン株含むおすすめツアーはこちら↓

千尋の滝
千尋の滝(せんぴろの滝)は落差60メートルの壮大な滝。
花崗岩の一枚岩を流れ落ちる水が美しく、展望所からの眺めも圧巻です。
アクセス:安房港から車で35分
↓屋久島のおすすめ滝巡りツアーはこちら
大川の滝
大川の滝(おおこの滝)は、落差88メートルを誇る屋久島最大の滝で、日本の滝百選にも選ばれています。
大川の滝の最大のポイントは、滝壺のすぐ近くまで歩いて行けることです。
至近距離でその迫力と水しぶきを間近で体感できます。
アクセス:宮之浦港から車で約1時間30分
屋久島で人気のアクティビティ5選
屋久島では観光と自然体験を組み合わせたアクティビティが豊富に用意されています。
登山・トレッキングツアー
屋久島のシンボル・宮之浦岳登山は本格派に人気です。初心者向けの縄文杉トレッキングもおすすめです!
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島内観光・エコツアー
地元ガイドが案内する島内一周ツアーでは、文化・自然・歴史を深く学べます。
決まった時間で屋久島を満喫したい方におすすめです!
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シュノーケリングツアー
白浜や一湊など、透明度抜群の海で熱帯魚やサンゴ礁を観察できます。初心者やファミリー層にも人気です。
↓ウミガメに出会えるシュノーケリングツアー↓
ダイビングツアー
海ガメやトロピカルフィッシュと出会える体験。屋久島の海中は“森と海の一体感”が魅力です。
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カヤック・カヌーツアー
安房川などの穏やかな川を進みながら、屋久島の森と水の調和を間近で感じられます。
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屋久島の人口に関するよくある質問
面積約540平方キロメートルに対し人口約11,000人のため、人口密度は約20人/km²と低く、自然が豊かに残る地域です。
若者の島外流出と少子化、雇用機会の不足が主な原因とされています。
高齢化に対応した医療・福祉の充実、教育環境の整備、移住促進の継続が課題です。
まとめ
屋久島は少子高齢化が進み、2045年には人口9,000人台へと落ち込む可能性もあります。
エコツーリズムや移住支援などの地域活性化策を通じ、人口減少と共存する“持続可能な島”の姿が少しずつ見え始めています。
これからの屋久島を考える上で、人口データを知ることは、未来の暮らしをデザインする第一歩といえるでしょう。
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