屋久島でウミガメに会いに行こう!ウミガメシーズンやおすすめのツアーなど、屋久島のウミガメについて徹底解説
目次
屋久島でウミガメ観察をしよう!
鹿児島県の大隅諸島に属する屋久島には、ウミガメが生息しています。
神秘の島である屋久島を旅行や観光で訪れる際は、ウミガメに出会いたいという方もいるかもしれません。
そこで今回の記事は、屋久島のウミガメをテーマにいくつかの情報をご紹介させていただきます。
南国の屋久島でウミガメに遭遇して、一生の思い出をつくってみませんか?
屋久島のウミガメの特徴
ここでは、屋久島に生息するウミガメの特徴についてご紹介いたします。
屋久島でウミガメ観察を行う際は、まずウミガメの特徴について知っておく必要があります。
ウミガメの種類や産卵時期、砂浜に上がってくる時間帯などについてご紹介させていただきます。
屋久島には何種類のウミガメがいるの?
屋久島は、主としてアカウミガメとアオウミガメの産卵の場となります。
つまり、アカウミガメとアオウミガメの2種類を見られる可能性があるということです。
ただし、屋久島に上陸するウミガメのほとんどは、アカウミガメとなっており、アオウミガメよりもアカウミガメの方が断トツで多いといえるでしょう。
屋久島で出会えるウミガメには種類があるため、事前にインターネットなどで見ておくとおもしろいかもしれません。
屋久島のウミガメシーズンや
産卵時期はいつ?
屋久島でのウミガメの産卵期間は、 4月下旬から8月上旬頃までとなっています。
産卵が盛んになる6月に入ると、ウミガメの上陸数は増加していきます。
安定して産卵を見たいなら、6月頃から7月頃がベストシーズンであると考えられるでしょう。
産卵時期が終わる頃には、子ガメの孵化時期が始まります。
7月下旬から9月上旬頃までは、前もって保護しておいた子ガメを海に帰すという体験も行われています。
ウミガメに遭遇したいなら、産卵時期に合わせて屋久島を訪れるのも良いかもしれません。
屋久島のウミガメが
砂浜に上がってくる時間帯は?
ほとんどのウミガメは、21時から翌日の3時にかけての時間帯に上陸して産卵します。
静かな夜間の間に砂浜に上がり、産卵をするのです。
ウミガメは、砂浜を歩き回って産卵に適した場所を見つけると、 最初に体が入るほどの大きな穴を掘ります。
それから、さらに卵を産み落とすための穴を掘るのです。
親ガメは、ピンポン玉程度のサイズとなる白い卵を産んだら、器用に砂をかぶせて、またゆっくりと波打ち際へ戻っていきます。
そのため、屋久島でウミガメに遭遇したいなら、時間帯にも気を付ける必要があるでしょう。
屋久島でウミガメの産卵地はどこ?
屋久島の永田(いなか)浜は、日本一のウミガメ産卵地で、四ツ瀬の鼻まで800メートルという砂浜が続いています。
5月から7月にかけては、産卵のためにアオウミガメやアカウミガメが砂浜に上陸します。
そのため、産卵や孵化のシーズン中になる5月1日から8月31日の夜間(19時半〜翌朝5時)は、浜への立ち入りが制限されるのです。
そのため、産卵を観察したいなら、ウミガメ観察会への参加がおすすめです。
なお、ウミガメ観察会に参加する場合には、事前に必ずレクチャーを受けることや、スタッフの案内に従うことなどのルールがあることを覚えておきましょう。
屋久島のウミガメが見られる
オススメツアー
屋久島を訪れるなら、ウミガメが見たいという方もいるかもしれません。
それならば、ツアーに参加するという方法がおすすめです。
大自然を満喫できる屋久島でシュノーケリングやダイビングをしながらウミガメに遭遇してみたい方は要チェックです!
屋久島の人気アクティビティはこちら↓
屋久島ウミガメシュノーケリング
屋久島には、3月から11月の期間限定となっているシュノーケリングツアーがあります。
初心者向けのプランであり難易度が割と低いため、未経験や初心者の方でも楽しんでいただけます。
このツアーの目的は、ウミガメと出会い、ウミガメと一緒に泳ぐこととなっていることからウミガメ遭遇率が80%以上ありウミガメと出会える可能性が大変高いといえるでしょう。
ぜひ屋久島での空いた時間にトライしてみてください。
なお、約3時間のコースであり、大人は1人での参加で1人7,000円からとなっています。
さらに、70歳まで参加可能となっているシュノーケリングツアーもあります。
こちらも3時間程度のツアーとなっていて、1名6,600円、4名以上であれば1名あたり5,500円です。
こちらのツアーでは、水中デジカメも貸してもらうことができます。
自分で好きな場所で写真を撮影することができるため、旅行の良い記念になるといえるでしょう。
屋久島ウミガメシュノーケルの人気アクティビティはこちら↓
屋久島ウミガメダイビング
ウミガメダイビングに参加することも、屋久島での過ごし方の1つです。
屋久島には、スペシャル体験ダイビングコースがあります。
このプランも初心者向けのプランとなっており、比較的難易度が低いため、初めての方でも楽しむことができるでしょう。
ツアーでは、通常の体験ダイビングと比較して長い時間潜ることでさらに沖に出ることができるため、ウミガメ遭遇率がアップするのです。
ダイビング自体に慣れた後は、ウミガメ探しに没頭してみましょう。
なお、このツアーは約3.5時間という時間設定になっており、2名でご参加の場合は1名あたり13,000円です。
また、屋久島にはライセンス不要の半日体験ダイビングツアーもあります。こちらのプランは、70歳の方まで参加可能となっているため、幅広い方が参加可能です。
さらに、ウミガメだけでなく、クマノミやソラスズメダイなどの熱帯魚に出会えるチャンスもあります。
なぜなら、屋久島付近は日本で最も魚の種類が豊富な海域といわれているからです。
ツアーの時間帯は8時から12時までと12時半から16時半までの約4時間です。
1名の場合は11,000円、4名以上で参加する場合は1名あたり9,900円となっています。
ぜひ屋久島でウミガメダイビングにチャレンジしてみてください。
屋久島ウミガメダイビングの人気アクティビティはこちら↓
屋久島ウミガメ館に行ってみよう!
屋久島ウミガメ館には、屋久島ならではの貴重な展示物が多数展示されています。例えば、ウミガメの写真パネルや剥製などを見ることができるでしょう。
また、誤った観察方法によって起こるウミガメへの悪影響を防止するために、正しい知識を身につけられるよう、スタッフが随時レクチャーもしてくれます。
屋久島ウミガメ館の入場料は、大人は500円、大学・高校生は300円、中学生は200円です。
入場料は屋久島にお住まいの方であれば割引があり、小学生以下と賛助会員は無料で入館することができます。
開館時間は9時から17時までとなっていて、月曜日が定休日となっています。
なお、屋久島ウミガメ館の住所は、鹿児島県熊毛郡屋久島町宮之浦805-1です。
屋久島ウミガメ館は2020年4月1日より休館していましたが、2023年4月5日より展示館を宮之浦へ移転し、再開しています。
移転先は、フェリーや高速艇が発着する宮之浦港に程近い場所となっています。
さらに、屋久島ウミガメ館では、ウミガメの上陸や子ガメが海に向かう時に障害となる、ゴミの清掃も定期的に行っています。
それだけでなく、ウミガメが車の光などで影響を受けないようにすることや、海岸保全を目的として植樹も実施しているのです。
このように、施設を運営するNPO法人屋久島ウミガメ館は、ウミガメを守るための様々な取り組みを行っているのです。
屋久島でウミガメを探しに出掛ける前や後は、ぜひ屋久島ウミガメ館に立ち寄ってウミガメに関する知識を深めてみてください。
屋久島ウミガメ館について詳しくはこちら↓
まとめ
今回は屋久島のウミガメをテーマに、さまざまな情報をご紹介させていただきました。
南国の海を悠々と泳ぐウミガメに会ってみたいという方は多くいらっしゃると思います。
鹿児島県に属する屋久島では、ウミガメに遭遇できるチャンスがあります!
屋久島にはウミガメが産卵するためによく上陸する場所があり、ウミガメが産卵をする時期も決まっているため、ウミガメに遭遇したい場合はそのような場所・時期を把握してから屋久島に訪れると良いでしょう。
ぜひ屋久島でウミガメと遭遇して、ここでしか経験できない思い出をつくってみてください。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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