世界自然遺産 屋久島・奄美大島の特徴や人気アクティビティをご紹介
目次
「屋久島」と「奄美大島」
屋久島は鹿児島県に属する島です。
屋久島の面積は約500平方キロメートルで、東西が約28キロメートル、南北が約24キロメートルの円に近い形をしています。
島全体の9割が森林で占められているため、多様な生態系が残されているのが魅力で「洋上のアルプス」「東洋のガラパゴス」などと称されています。
1993年には、日本で初めて世界遺産(世界自然遺産)に登録され、さらに注目が集まりました。
人気が出てもなお、ルールを守り雄大な自然と共存する島民の方々の在り方が受け継がれており、世界から賞賛されています。
奄美大島は、鹿児島と沖縄のほぼ中間に位置しています。
日本の離島の中では佐渡島の次に大きく、沖縄本島の8割ほどの面積です。
自然が豊かで、奄美群島国立公園は2017年3月7日に34番目の国立公園として指定されました。
複雑に入り組んだリアス式海岸や豊かな森林は、訪れる人々を魅了し続ける観光スポットになっています。
屋久島とは
屋久島へのアクセス、特徴を紹介いたします。
屋久島への行き方
全国の主要都市からの屋久島への行き方を紹介します。
まずは東京からですが、羽田もしくは成田空港から鹿児島空港へ行き、そこから屋久島空港へ行くのが最速です。
鹿児島から屋久島へ高速船で行く手段もあります。
ただ、鹿児島空港からバスで港まで行き、そこから高速船で屋久島まで移動する場合は2時間ほどかかってしまいます。
そのため、週末旅など時間が限られている方は、飛行機を利用するのがおすすめです。
次に大阪からの行き方ですが、伊丹空港からは1日に1便、屋久島への直行便が就航しています。
時間をなるべく節約したい方にはおすすめの方法ですが、人気があるため早めに予約しましょう。
次に福岡からの行き方ですが、伊丹空港と同じく屋久島への直行便が1日1便就航しています。
鹿児島空港で乗り換えて行くことももちろん可能なので、旅のプランと相談しつつ最適な移動方法を選択してみてください。
最後に名古屋からの行き方ですが、新幹線を利用して伊丹空港まで行き、そこから直行便に乗る方法がおすすめです。
もしくは小牧空港から福岡空港に向かい、そこから直行便で行くという方法もあります。
時間やコスパなどを考えて、ご自身の旅に最適な手段を検討してみてください。
屋久島の特徴
屋久島の天候は、地上と山頂では気温の差が大きいというのが特徴です。
とはいえ、冬でもマイナス気温になることはなく、最高気温も15℃を下回ることはほとんどありません。
夏は気温30℃を超える日が続き、立っているだけでも汗が止まらないほどです。
ただ、山頂付近になると地上より12℃も平均気温が低くなりますし、秋から春にかけては雪に覆われることもあります。
屋久島といえば、自然を肌で感じられるトレッキングが魅力ですが、地上と山頂では気温が全く違うということを頭に入れて入念に準備しましょう。
入念に準備することで、トレッキングをより安全に体験できます。
野生動物や屋久杉、縄文杉など屋久島でしか見ることのできない多様な生態系をぜひ楽しんでください。
年間来島者数は?
屋久島の年間来島者数ですが、2018年は約28万人で、外国人観光客が増加しています。
LCCの就航や定期便の増加に伴って、東アジアからも多くの観光客が訪れるようになりました。
そういった外国人の来島者も安心して旅行を楽しめるように、英語のガイドが付いたツアーやWi-Fi設備も整っています。
屋久島はこんな人におすすめ!
屋久島でのアクティビティといえばトレッキングですが、海も綺麗なのでアクティブに過ごしたい方にはおすすめの観光地といえるでしょう。
沖縄とはまた違った雰囲気があるので、豊かな自然と触れ合って思い出を作りたい方は、週末や夏休み・GWなどを利用して、ぜひ訪れてみてください!
屋久島の人気アクティビティ
屋久島の人気アクティビティを3つ紹介いたします。
トレッキングツアー
屋久島の美しい山を肌で感じたい方におすすめなのがトレッキングツアーです。
島のシンボルである縄文杉を目指すツアーは、往復で10時間かかる本格的なコースですが、ガイドの方が丁寧に歩き方やペース配分などを指導してくれるので安心です。
登山口まで送迎してくれるツアーもあるので道順が不安な方は申し込みましょう。
10時間のトレッキングで屋久島の美しく雄大な自然を堪能してください。
エコツアー(島内観光)
エコツアー(島内観光)では、豊かな屋久島の自然や屋久島に住む人々の暮らしや文化を学べます。
ツアーに参加することで屋久島のことをより深く知ることができるので、なんとなく島内観光をするよりも知識がつきますよ。
カヌーツアー
屋久島を流れる清らかな川を冒険気分で堪能できるのがカヌーツアーです。
初心者の方でもコツをつかめば簡単に楽しめます。
川の流れる音や雄大な景色は、大きな癒しを与えてくれること間違いなしです。
奄美大島とは
奄美大島のアクセス、特徴を紹介いたします。
奄美大島への行き方
東京から奄美大島へ行く場合、羽田・成田からの直行便が最速ルートになります。
LCCも就航しているので、平日に行く場合は費用も抑えられますし時間も節約できます。
東京だけでなく大阪、福岡、鹿児島、沖縄から直行便が運行しているので移動時間をなるべく短縮したい方にはぴったりです。
各都市から鹿児島空港へ行き、フェリーに乗り換える手段もあります。
ゆったりと海の景色を楽しみながら行きたい方にはおすすめなので、フェリーでの旅も検討されてみてはいかがでしょうか。
奄美大島の特徴
奄美大島の特徴は、力強い原生林と美しいビーチです。
広大なマングローブ林は、ほかではなかなか見ることができない観光スポットになります。
中でも「金作原(きんさくばる)原生林」は亜熱帯性の広葉樹が多く残っている原生林です。
恐竜が出てきそうな雰囲気のジャングルは非日常感たっぷりなので、ワクワクしながら探検気分で散策してみましょう。
また、奄美大島で最も美しいといわれている倉崎海岸は、波が穏やかでお子様にも人気のビーチです。
サンゴ礁や熱帯魚がたくさん生息している、海の世界を満喫してみてはいかがでしょうか。
年間来島者数は?
2019年の年間来島者数は約68万人となっています。
夏に訪れる方が多いのはもちろん、1年を通して温暖な気候なため、本土が寒くなり始めた頃に南国気分を味わうため観光に訪れる方も多いです。
奄美大島はこんな人におすすめ!
奄美大島は自然を堪能したい方にはぴったりの観光スポットです。
素敵なビーチで海風を感じたり、森で散策したり、自然とたくさん触れ合うことができます。
日常を忘れて思いきり自然を満喫したい方にはおすすめです!
奄美大島の人気アクティビティ
奄美大島の人気アクティビティを3つ紹介いたします。
シュノーケリングツアー
奄美大島の海は透明度抜群で、海に魅せられてリピートする観光客もたくさんいます。
シュノーケリングツアーに参加すると、カラフルな熱帯魚はもちろん、運が良ければウミガメを見られるかもしれません。
海の中の美しい景色を思いきり満喫しましょう。
SUPツアー
近年、若い世代を中心に人気が出てきているSUPは、専用のボードに立ち、パドルで漕いで水面を進んでいくマリンアクティビティです。
最初はボードの上に立つのが難しいと感じるかもしれませんが、慣れてくればしっかりと立てます。
カヌーツアー
マングローブを間近で観察したい方におすすめのツアーがカヌーツアーです。
「マングローブパーク(道の駅 奄美大島住用)」ではカヌーツアーがあり、お子様でも安心できる安定性のあるカヌーでマングローブが生茂る森を散策できます。
ガイドの方が丁寧に指導してくれるので、初心者の方でももちろん参加可能です。
屋久島と奄美大島どちらもおすすめ!
屋久島と奄美大島はどちらも良いところがあり、自然がたくさんあるのでおすすめです!
自然環境を保護するためにも、ルールを守りながらそれぞれの島の良さを感じてみてください。
まとめ
屋久島と奄美大島は沖縄の南の島の雰囲気とはまた違った魅力があるので、ぜひ訪れてみてください。