屋久島トレッキングで大自然を体感!人気ツアーとベストシーズンをご紹介
目次
屋久島のトレッキングツアー
世界自然遺産にも登録されている屋久島で、人気のアクティビティといえば、まずトレッキングの名前が挙がることでしょう。
初心者や小さなお子様とハイキング感覚で森の中を散策できるようなコースから、本格的なトレッキングコースまで、さまざまなツアーが開催されています。
屋久島のトレッキングツアーといえば、ジブリの世界のような風景を見ることができる白谷雲水峡の苔むす森や、縄文杉がとても有名です。
パワースポットの屋久島で素晴らしいトレッキングを体験しませんか?
屋久島とは?
鹿児島県の離島である屋久島は、1993年(平成5年)に日本で初めて世界自然遺産に指定され、外国からも国内からも大人気の観光地です。
幻想的でフォトジェニックな屋久島の森やエメラルドグリーンの川、透明度の高い海を有し、標高1800メートルを超える山々が連なる様子から『洋上のアルプス』とも呼ばれています。
屋久島はパワースポットとしても評価が高く、樹齢数千年を超える巨大な屋久杉を始め、美しい苔、動植物、ヤクシカ、ヤクザルを見ることができるなど感動的な体験ができるチャンスも豊富です。
神秘的でダイナミックな景観や美しい手付かずの大自然を眺め、癒しのひとときを過ごしましょう。
屋久島への行き方
屋久島へは、鹿児島から飛行機またはフェリーの2つの行き方があります。
鹿児島空港から、日本エアコミューターの航空便に乗り、40分ほどのフライトで行くことが可能です。
東京の羽田や成田、愛知のセントレアなどから鹿児島空港へ飛び、そこから屋久島行きの飛行機へ乗り換えていきましょう。
東京から鹿児島までは2時間ほどの所要時間です。
また、大阪伊丹空港からは屋久島行きの直行便が1日に1便運航しており、関西エリアの方は便利にアクセスができます。
大阪伊丹空港からの直行便は、屋久島まで1時間20分ほどのフライト時間です。
さらに、九州の玄関口となる福岡空港からも直行便が運航しており、屋久島空港へは1時間10分となっています。
フェリーでアクセスをする方は、鹿児島港より高速フェリーの『トッピー』『ロケット』があり、所要時間は1時間30分ほどです。
高速フェリーは、1日に7便が往復しています。
鹿児島港ターミナルへは、鹿児島中央駅から『ドルフィンバス』が運行していますので、そちらを使えば20分ほどでフェリー乗り場へ到着します。
屋久島で楽しめるトレッキングツアー
屋久島のアクティビティと言えば、やはりトレッキングツアーが大人気です。
深い森の中を歩いて、幻想的な景色に触れ、ダイナミックな自然を満喫しましょう。
屋久島で楽しめるトレッキングツアーは、山歩き初心者やお子様、年配の方におすすめのルートや、トレッキングに慣れている上級者向けのコースなどさまざまあります。
では、ここからは人気のトレッキングコースについて見ていきましょう。
屋久島に旅行する際の参考にしてみてください。
縄文杉トレッキングツアー
一度は縄文杉を目指してトレッキングしてみたい、という方もいるのではないでしょうか。
屋久島で1番人気のあるトレッキングツアーと言えば、『縄文杉コース』だといえます。
荒川登山口からパワースポットの縄文杉を目指すツアーは、早朝に出発する日帰りコースと、山小屋に宿泊する1泊2日コースがあります。
登山口から縄文杉までは往復22キロで、所要時間は10時間から12時間ほどです。
屋久島のシンボル的存在の縄文杉は、樹齢2000年から7000年ほどと言われ、神秘的で圧巻の迫力があります。
熟練のガイドさんと歩くツアーでは、トロッコ道を歩き、ハートの形に見えるウィルソン株、夫婦杉などを眺めながら登っていきます。
屋久島の珍しい動植物やヤクシカ、ヤクザルを見ながらの楽しいトレッキングができることでしょう。
秋のシーズンには、屋久島の固有種や高山植物が咲き、さらに美しい景色を見せてくれます。
神秘的でダイナミックな体験がもりだくさんの縄文杉トレッキングは、とてもおすすめのトレッキングスポットの1つです。
白谷雲水峡トレッキングツアー
ジブリ映画『もののけ姫』のイメージの森となった『白谷雲水峡』は、縄文杉と肩を並べるほどの大人気トレッキングコースです。
山ガールや初心者の方、家族3世代で参加するなど、さまざまな世代から人気があるスポットです。
白谷雲水峡は標高600メートルから1300メートルにかけて広がっており、昭和49年には自然休養林にも指定されています。
3時間から半日コース、白谷雲水峡を通り縄文杉を目指すコースなどがありますので、体力に合わせてコース選択できるのも嬉しいポイントですね。
白谷雲水峡トレッキングツアーの目玉となるのは、ジブリの世界観そのものの『苔むす森』です。
天気によってさまざまな姿を見せてくれる苔むす森は、霧が出ている時はさらに神秘的に、雨の日はより幻想的な景色になります。
そして、屋久島にはなんと約650種類もの苔が生息していますので、熟練のガイドさんに詳しく教えてもらいましょう。
苔むす森での見どころは苔だけではありません。
苔むす森には、たくさんのヤクシカが生息しており、その姿にはとても癒されること間違いなしです。
白谷雲水峡トレッキングコースでは、太鼓岩から素晴らしい絶景を眺めることができたり、樹齢2000年以上となる七本杉にも出会えたりと、大満足の山歩きとなるでしょう。
また、白谷雲水峡にある5つの美しい沢では、とてもおいしい水を飲むことができるという体験もできます。
川のせせらぎを聞きながら、神秘的な苔を眺め、ジブリの世界に魅了されてみてはいかがでしょうか。
ヤクスギランドトレッキングツアー
昭和49年に自然休養林に指定されたヤクスギランドは、屋久島の森を心ゆくまで楽しめ、ハイキング感覚から本格的なトレッキングまで堪能できます。
小さなお子様連れや年配の方、また初心者の方にもおすすめのトレッキングスポットです。
標高1000メートルから1300メートルの場所にあり、5つのトレッキングコースがあります。
ハイキング感覚で森の中を楽しめる『ふれあいの径コース』は、30分ほどの所要時間で、小さなお子様連れの方におすすめです。
1時間弱でトレッキングができる『いにしえの森コース』は、屋久杉を満喫することができ、美しい太古の自然を垣間見ることができます。
『つつじ河原コース』は、初心者の方のトレッキングに最適です。
1時間半ほどの登山道を歩いて行くつつじ河原コースでは、エメラルドグリーンの美しい川、屋久杉、苔など屋久島らしい景色に出会え、感動的な時間となるでしょう。
2時間半以上の『やくすぎの森コース』、3時間以上の『天文の森コース』もあり、トレッキング中に見られる千年杉、くぐり杉、蛇紋杉(じゃもんすぎ)、母子杉など樹齢2000年以上の巨大な杉の姿は、圧巻の迫力です。
高山植物、屋久島の多種多様な動植物、ヤクシカなども見ることができ、大満足のトレッキングができるでしょう。
屋久島でトレッキングが楽しめるベストシーズンは?
屋久島のトレッキングは、通年どのシーズンでもできるものもありますが、特に楽しめるベストシーズンは、春と秋だといえます。
夏のシーズンは、トレッキングとエメラルドグリーンの川での沢遊び、SUP、シュノーケリングなどのアクティビティが人気で、海と川、山を満喫できます。
ですが、その一方、とても混み合っているというデメリットがあるのです。
そして、夏の屋久島では、台風が接近する時期と重なります。
冬の時期になると、標高の高い山が連なる屋久島では雪景色を見ることができますが、縄文杉トレッキングはできません。
春には桜、ツツジが咲き、さらに新緑がとても美しいです。
さらに苔も生き生きとしているのが春ですので、苔むす森を楽しみに訪れるのなら、春がベストシーズンと言えるでしょう。
また高山植物が咲き、快適な気温でトレッキングができるのは9月、10月の秋のシーズンです。
モミの木や杉が美しく紅葉を始めるのは10月下旬から11月初旬で、清流に写る紅葉にはハッと息を飲むほど。
観光したいポイントごとのベストシーズンをチェックして屋久島を訪れ、素敵な景色を満喫しましょう。
まとめ
今回は屋久島のトレッキングツアーについてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。
体力や滞在時間に合わせて事前に行きたいスポットを決めておくと、スムーズに旅行を楽しむことができます。
深い森の中を歩き、屋久島の素晴らしい自然に触れ、心と身体をリフレッシュしましょう。
屋久島独特の幻想的な風景は、決して忘れることのない思い出となること間違いなしです。
また、屋久島は世界自然遺産であるため、環境保護のためにもトレッキングをする時には、ルールとマナーを守りながら自然を満喫してください。
最後までご覧いただきありがとうございました。